1969年8月ロサンゼルス・シエロ・ドライヴ10050番地、丘の上の瀟洒な邸宅。映画監督のロマン・ポランスキーと結婚したシャロン・テートはその家に引っ越してきたばかりだった。彼女は現在、妊娠8か月。夫のロマンは仕事でロンドンに出かけており、不在だったが、家にはロマンの友人のヴォイテック・フライコウスキー。コーヒー財閥の女相続人アビゲイル・フォルジャー、シャロンの元婚約者でヘア・スタイリストのジェイ・セブリングが集い、ロマンの帰りを待っていた。
そんな友人たちとの楽しい時間が不吉で不穏なものに代わったのは、一連の奇妙な出来事が起き始めたときからだった。チャーリーという名前の不気味な男がその家の以前の住人を捜して、訪ねてきた。以前の住人は音楽プロデューサーのテリー・メルチャーで、チャーリーという男は彼に自分が作った音楽のデモテープを送りつけていたのだ。家の周りには奇妙なヒッピー風の少女たちが、うろつきまわっていた。そして、彼女の愛犬が行方不明となる。
シャロンは自分に差し迫る死を予感させる幻影を見るようになる。だが、それが現実のものになるかもしれないと友人たちを説得することはできず、やがて恐ろしい現実が起こったときにはすべては遅すぎた。
■公式サイト
ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊
2019年8月30日(金)公開